いわゆる日本の仏壇をお持ちの方が、減っています。
地価高騰が続き、昨今の東京23区新築マンションは60平米で3LDKという時代です。
核家族化の進む都市部では、仏間を作る余裕もない御時世となりました。

仏壇に代わり、手もと供養というものが台頭しています。
今や子供より数が多いと言われるペット業界では特に需要が増えているそうです。
手もと供養には特定のルールはありませんが、遺影とお花とお線香が一般的です。
お線香立てというと、地味な陶器に灰が入っているものを思いますが、今は灰の代わりに宝石が使われているのです。

黒曜石には、逆境を跳ねのける力があると言われています。
ソーダライトは、知性の石と言われています。
効果によって石を選ぶことも出来ます。
私の友人は供養するシャム猫の目の色にあわせてソーダライトを選びました。

仏具の世界にまで宝石が浸透しているとは思いませんでした。
水曜日には、もう少し別の葬儀仏具にまつわる宝石のお話しが出来るかもしれません。
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