If I Could, I Would Attach the Diamonds Directly Onto a Woman’s Skin.
出来ることなら、女性の肌に直接ダイヤモンドをのせたい・・・
King of Diamond、ハリー・ウィンストン氏の言葉です。
ウィンストン氏の願った通り、ハリー・ウィンストンのジュエリーは、貴金属は極力限目立たない作りで、女性の肌に直接宝石がのっているように見えるよう配慮されています。
昨今耳にすることの多い「スキンジュエリー」の先駆けであったのかもしれません。

ニューヨークオフィス引っ越しの朝の光景、と言われています
そのスキンジュエリー、その名のとおり「着けていることを忘れるような肌の一部のように馴染むジュエリー」を指します。
決して、着けっぱなしで構わないジュエリーという意図ではないので御注意ください。
トラブルが増えています。

「寝るときもお風呂もつけっぱなし」とおっしゃる方が時折いらっしゃいます。
お買い求めの際に、販売員は「就寝時やシャワーの際にははずしてください」と伝えているはずです。または取扱説明書に書いてあります。
もし就寝時もつけていて構わないというブランドでお求めでしたら、この記事はスキップしていただいて結構です。
目立つトラブルは、2つあります。
1つ目は、汚れによる肌荒れやアレルギーの誘発です。
ピアスを着けっぱなしという方は、特に御注意ください。
耳を貫通するポストと、耳の上側から留めるキャッチの間に、汚れが溜まります。
毎日シャワーしているから大丈夫、なのではありません。
流しきれなかった石鹸がはさまったまま固まっていることもあります。

キャッチの輪っかの空洞が汚れでびっしり、ということは珍しくありません。
普段つけっぱなしではずさないからこそ気付かない汚れです。
そして皮膚トラブルに繋がってしまう方が多いので、ピアスは特に御注意ください。
同じことは、指輪やチェーン(ペンダント、ブレスレット等)でも発生します。

2つ目は、破損です。
ペンダントを着けっぱなしにしていて、あるとき気付いたらクロスが曲がっていた!折れた!という御相談は、後を絶ちません。
また、妊娠中も結婚指輪をしっぱなし(着けていることを忘れていたというまさにスキンジュエリー状態)にしていたらむくんで抜けなくなった という方には、大変心苦しかったのですが、消防署で指輪を切っていただきました。

気に入っているものだから、思い出があるからずっと身に着けていたい。
その気持ちはよくわかります。
ですが、着けっぱなしにしてしまうことで皮膚炎になってしまう、破損してしまう、では元も子もありません。
着けっぱなしで構わないジュエリーはない と思っていただき、おやすみの際にはジュエリーも休ませてあげることをお勧めします。
※特定のブランドの商品について記載したものではありません。
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