いざというときに強いゴールド、とはよく聞く文言ではないでしょうか。
日本では預貯金派が圧倒的多数ですが、退職金の401K導入やNISA等の普及により、資産は分散してお持ちになる方も増えてきました。
今日は、リスクヘッジの1つとして貴金属を資産として持つことについて、さわりのさわり① をお伝えします。

まず、下のグラフは、田中貴金属でのこの1ヵ月ほどの金相場推移を表したものです。
乱高下していますね。
こちらは三菱マテリアルの10月の金相場推移です。
田中貴金属と三菱マテリアル、どちらも国内の貴金属マーケットの主要企業です。
グラフの違いにお気付きでしょうか。
そうです、三菱マテリアルのグラフには、線が2本あります。
金色の線が、田中貴金属と同じグラムあたりの金額を表しています。
金額を表す縦軸は、右側の数字になります。
金額表示は、グラムあたりの日本円です。
グレーの線は、US$/toz の数字です。
そして金額のグラフ縦軸は、左側の数字を読みます。
1 tozあたりのUSドル価格です。
1 toz ≒ 31.1035 グラムです。
はい、わかりにくい!同感です。
海外の市場では、トロイオンスという重量単位で取引されているのです。
ですので、海外の情報を見る際には注意してくださいね。
わかりにくいのは2点だけ。
皆さんが相場を見るときに注意していただきたいのは、この2点です。
1.単位 2.純度
1の単位は、今申し上げた、グラムなのかトロイオンスなのか、日本円なのか海外通貨なのか。
海外通貨の場合は、その日の為替相場にも影響されるので計算を慎重に。

一度に詰め込むと混乱しますね。
2の純度については、水曜日にしましょう。
どうぞ懲りずに水曜日も御覧くださいませ。
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