婚約指輪はもったいないから買わない、という方も御一読を。
そして「高いものを買わされる」と思っている諸氏は必読です。
なにゆえ婚約指輪などというシステムが発達したのでしょうか。
芸能人に感化されたのでしょうか。
「給料の3か月分」のマーケティングにのせられたのでしょうか。

婚約指輪が給料の3か月分というのは、大人の事情が絡み合うキャンペーンでした。
これについては別途コラムにしますので、お待ちください。
金額や宝石にはバラツキがあっても、世界中に婚約指輪という概念は根付いています。

7カラットのエメラルドカットだとか
婚約指輪とは、もともと、夫が亡くなっても妻の生活が困窮しないように、今でいう生前贈与の意味合いがあったと言われています。
女性が自力でお金を得られるようになったのは、近代のことです。
夫が亡くなるとたちまち貧困に陥ることは、容易に想像出来るでしょう。
今は比較的落ち着いている欧米でも、内戦や戦争が頻発していました。
まして内戦にカウントされないものの、死者が出るような小競り合いはしょっちゅうでした。
子供が大きくなるまで夫が生きていられるようになったのは、最近のことです。
そのため、女性が持って移動することが出来る、逃げることが出来るものであることも考慮されました。

金も有効です。
金は、少しづつ買い足していくことが出来るので人気があります。
欧州某国では、常に一か月分の生活費に換金できるだけの金のジュエリーを身に着ける、という地域もいまだにあります。

未来は誰にもわかりません。
わからないからこそ、家族を守る選択肢のひとつとして、エンゲージリングの見方を変えてみませんか。
エンゲージリングといってもなにから手を付けたらいいかわからない、将来的に目減りしないものにしたいがよくわからない、という方は、お気軽に私どもへ御相談くださいませ。
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