アーガイルと聞いて、ほぅっと息をつかれた方はいらっしゃるでしょうか。
アーガイルは、オーストラリアにある鉱山です。
しかも、ピンクダイヤが多く採掘される鉱山で、世界のピンクダイヤの9割はアーガイル産です。
アーガイルが9割、と申し上げましたが、その量は「ダイヤモンド」全体の世界の採掘量の0.01%程度です。
ピンクダイヤモンドの希少さを、おわかりいただけたでしょうか。
ピンクダイヤといっても、カラーレスダイヤ同様、4Cの格付けがなされます。
カラーダイヤの場合は、クラリティよりもカラー優位です。
とにかく色、一般的には「濃い色」が高値になりますが、彩度と明度のバランスが大切です。
もちろんアーガイルでも、あまり評価のされない薄いピンクから、伝説に残るピンクまで様々なピンクダイヤモンドが採掘されます。

さて、鉱脈の枯渇で閉山、という噂がこのところ耐えなかったアーガイルですが、ついに2020年で閉山と公式に発表されました。
35年余りも採掘してきたアーガイル鉱山は、掘り尽くしたと言われても否定出来ません。
通常であれば、近くに似たような石質の鉱脈がありそうなものですが、それはアーガイルも手を尽くして探した結果、「閉山」となったのでしょう。

色の良いもので1カラットを超えると、9桁になります。
どのジュエラーがどの色に強いか、ピンク以外のカラーダイヤに興味があるという方も、The Gem Concierge まで御相談ください。
数年後には、アーガイルは還流品でしか出会えなくなるかもしれません。
一流のものは、オークションハウスが扱うでしょう。
オークションへの入札についても私どもで対応しております。
ダイヤモンドは、出会いです。
特にこのように希少なものは御縁となりますので、良縁は逃さないよう全力フォローさせていただきます。
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