日本人女性が保有率の高い宝石、それはパールではないでしょうか。
ここでは、天然または養殖のパールについて、お手入れと保管についてお話しをします。
プラスチックや化学合成品でしたら、水道でじゃぶじゃぶ洗って大丈夫ですので、今日のお話しの対象外です。
パールの三大天敵は、1.汚れ、2.紫外線、3.乾燥 です。
日本の夏にパールをつけることは躊躇しがちですが、お手入れさえポイントをおさえていれば、こんなに↓ジャラジャラつけることも可能です。

1の汚れには、汗や皮脂、そして化粧品やヘアスプレーが主なものとして挙げられます。
お化粧をし、ヘアセットを完了し、手を洗ってからパールを着用しましょう。
そして帰宅後、手を洗ってパールをはずし、パールを柔らかい布で優しく拭きます。
一番いいのは・・・一家に一枚はあるであろう眼鏡拭き!
パールクロスも市販されていますので、それでももちろん結構です。
布で拭く際に、つい引っ張りがちになります。糸切れやワイヤー切れの原因となりますので、力加減は気を付けましょう。

2の紫外線と3の乾燥について。
パールを購入した際に宝石店でケースをつけてくれたと思います。そのケースに入れていればほとんどの場合は十分です。もしケースをなくされた場合は、宝石どうしがガチガチ当たらないようなケースを御用意ください。

宝石店では、パールが入っているショーケースに、水の入ったグラスが一緒に入っていますよね。
それは、パールの品質を保つため、湿度を55~65%に維持するためのコップです。
最近は、パールケースに調湿剤もセット出来るものが販売されています。そちらもお勧めです。
パールは有機物です。ダイヤモンドやスピネルのように半永久的に同品質で存在し続けることは難しくとも、正しいお手入れをしていれば、2代3代と受け継ぐことが出来る宝石です。
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