8月の誕生石 スピネルのお話し①

いくつかある8月の誕生石の中で、まずはスピネルをご紹介せずにはいられません。

スピネル、という宝石を御存知でしょうか。
原石が尖っているため、その様相をラテン語でSpinaと言ったことがSpinel スピネルの語源となったと言われています。

紫、青、黒、ピンク・・・カラーバリエーションは多彩です。
その中でも、レッドスピネルは特別な経緯を持っています。なぜなら、レッドスピネルは、長年にわたってルビーと混同されていたのです。

レッドスピネルがルビーと混同されていたのには、当時の鑑別技術によるところが多かったと同時に、産出地がルビーと重複していたということもありました。
レッドスピネルの主な産地は、スリランカ、ミャンマー、タイ、アフガニスタン、ロシア等があげられます。

画像は、英国王室で戴冠式に着用される王冠です。
この中央に鎮座する大きな赤い宝石は「黒太子のルビー」と呼ばれてきましたが、実はスピネルであったことが近年判明しました。
ちなみに英国王室はもうつ、350カラットを超える「ティモールルビー」と呼ばれていた宝石が、レッドスピネルであったことも確認されています。
スケールが違いますね!

投稿者: Michie MORISHITA

ジュエリー、主にダイヤモンドの仕事をしてきました。 サプライズプレゼントを成功させるポイント、将来に備えたお買い物のお手伝いが必要なときにはお気軽にお声がけください。 ひとりでジュエリーショップに入りにくい!という方のご相談も承ります。

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